2020年4月の読書記録

4月後半から本用にサイトを分けてだらだら作成中なのでラノベを読まず。

4月はなんてたってやがて恋するヴィヴィ・レインという感涙にむせぶ小説に出会えた喜びを噛みしめつつ、AGI2巻が出て大喜びした月だった。

なんとかこのサイトを作って、更新はさぼったとしても固定ページの読んだ本一覧を更新していくんだ・・・!

4月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:4222
ナイス数:75

やがて恋するヴィヴィ・レイン (3) (ガガガ文庫)やがて恋するヴィヴィ・レイン (3) (ガガガ文庫)感想
人の美醜について、1巻を通して伝えたくれた。のしあがっていくために今日の味方が明日の敵、その逆になるかもしれない。キブアンドテイクという利害の一致から生まれる共依存の関係がひとまず、手っ取り早く安心できるつながりなんだろうと思った。でもそれは相手を救うことにもなりえる可能性があるんだから算段があるにせよ思慮深い人の見方や考え方に読んでいて感心する。温情がある人同士ならではあの救いと新たな希望の展開に胸が熱くなった。そしてどこまでもルカは情に厚く、シルフィの言葉が彼の内に宿っている。
読了日:04月04日 著者:犬村 小六
やがて恋するヴィヴィ・レイン (4) (ガガガ文庫)やがて恋するヴィヴィ・レイン (4) (ガガガ文庫)感想
自由を謳い帝国に反旗を翻す革命の話で戦う民兵やルカと共に戦ってきた練度の高い兵士達が背負うものの大きさが伝わってきた。敵と味方で戦う理由の重さが違う…故に劣勢があっても大局的に判断した立ち回りはせず、気迫と根性と信頼する仲間への期待があって凄まじいと思った。読みながら明かされていく気になる点もあって、然るべきタイミングで過去を振り返るシーンに魅せられる。3巻が欲と情をテーマにするなら4巻は愛と憎だと思える。
読了日:04月04日 著者:犬村 小六
精霊幻想記 16.騎士の休日 (HJ文庫)精霊幻想記 16.騎士の休日 (HJ文庫)感想
復讐に生きてきたリオが今は大切な人たちとの時間を大切にしたいけど、数々の功績から多くの者に注目され表立って自由奔放に過ごせない生き方に難儀だなあと思った。時に名誉は得られた者が本心で悦に浸れるならいいけど望まぬものなら彼を縛り付ける鎖のように映る。今までは復讐を遂げるための殺めるための手があればよかったが今ではその手は大切に人たちと改めて向き合い、結ぶためにあると思えるような心温まる話だった。シャルロットの主導権を握る会話が痛快だった。算段ある茶目っ気が面白く、気配りが光りいるだけで楽しくなる。
読了日:04月04日 著者:北山結莉
やがて恋するヴィヴィ・レイン (5) (ガガガ文庫)やがて恋するヴィヴィ・レイン (5) (ガガガ文庫)感想
ルカの考えが災厄の魔王と称されるものだと分かっていても、どこまでも彼についていく長年共に戦ってきた戦友達のルカへの信頼が胸にしみる。決死の覚悟で死線に飛び込む名将と配下の兵士達がかっこよすぎた。最強とかチートとか1人に依存した戦いではなく、硬派で重厚感ある戦記物が大いなる感動を届けてくれる。魅力は戦いにとどまらず3界に隔てられた世界について言及し、とんだスケールへと話が展開していって面白みが毎巻加速していく。達筆で、ヴィヴィついて芯が通っていて、各キャラの人生を感じさせ、未知への好奇心くすぐる深い物語だ
読了日:04月05日 著者:犬村 小六
やがて恋するヴィヴィ・レイン (6) (ガガガ文庫)やがて恋するヴィヴィ・レイン (6) (ガガガ文庫)感想
点と線がつながり最終巻へ向けて期待が高まる巻。地上の戦争から3界へと舞台が広がって驚きと積年の抱えた思いの数々が感動を届ける話だった。1巻の序章で死んでしまったシルフィがどうにか生きる道がなかったのかと、繰り返し思ってしまう。読後、タイトル回収と本の帯にある『はじめまして。また会えたね』が神々しいと思った。
読了日:04月06日 著者:犬村 小六
やがて恋するヴィヴィ・レイン (7) (ガガガ文庫)やがて恋するヴィヴィ・レイン (7) (ガガガ文庫)感想
興味深い世界観で完結まで届けてくれて感謝しかない。こそばゆい恋と、熾烈な戦記と熱い友情と数々の人生を垣間見てシリーズを通して1巻1巻が重厚な話だった。多くの人に影響を与え、生きる意味を芽生えさせた、シルフィの願いを胸にスラム街の暮らしから旅立ってから3界を巻き込む立役者となりながらも最後は美しくてかっこいいルカの生き様に感動した。シルフィとアステルの面影をヴィヴィに重ねる心境に共感するし今後の2人の物語は読者の想像に委ねられるんだなぁって満足な読後感。大なり小なり数々の歴史の転換点は感涙にむせぶものだった
読了日:04月11日 著者:犬村 小六
AGI -アギ- Ver.2.0 バーチャル少女は踊りたい (電撃文庫)AGI -アギ- Ver.2.0 バーチャル少女は踊りたい (電撃文庫)感想
ただAGIが笑みを浮かべていてよかった。前巻と同じ悲劇を繰り返してはならないと頑なに誓う主人公の思いに共感する一方で、再びAGIが生き生きと活躍している姿を見てみたい1ファンとしての思いもあり名状しがたい気持ちだった。1つのプログラムであり、仮想空間上で命を宿した一人の女の子でもある。持ち出した哲学が深い…。AGI自身が答えを見つけられて本当によかった。AGIの気持ちを汲み取るマスターと、AGIを支える研究員と教授がとても頼もしく、2巻が出てくれただけでもとてもうれしいのに願わくば今後の物語も読みたい。
読了日:04月12日 著者:午鳥志季
ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団 (ファンタジア文庫)ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団 (ファンタジア文庫)感想
自分に課せられた宿命を背負い、大災厄の予兆を告げるかのような魔物が蔓延る戦場で村人を助ける勇姿と機知を発揮するセシリアはなんて凛々しい佇まいなんだろうと。居合わせたカレルの遍歴商人との長い月日の旅路で得た知見を生かしていく言動に感心する。時に謙虚に、時に強情に、理想論と現実に即した解を天秤にかけて少しは悩んでも時間を浪費せず次々に打開策をねっては自ら率先して動いて団員の信頼を得ていく様相がかっこいい。裏ではセシリアが大きく貢献しているけど、カレル本人の知略が実を結ぶ展開で支えあって前へ進んでいく流れが魅力
読了日:04月18日 著者:師走 トオル
ファイフステル・サーガ2 再臨の魔王と公国の動乱 (ファンタジア文庫)ファイフステル・サーガ2 再臨の魔王と公国の動乱 (ファンタジア文庫)感想
結婚時での毒殺を回避すべく動いた中で浮かび上がる裏切りから、酒色や私利私欲で寝返るといった欲と情をもつ人という生き物の醜さが露呈する。人は簡単に変われない、変われるっていうけど私欲に溺れると次の甘美を求めて変わっていくんだなぁって。その中でも君主に本心で忠誠を尽くす人たちは尊敬する。ここで戦いが生きがいの歴代最強の切り込み隊長の意外な一面にほっこりしつつ今後面白く関わってくるにちがいない期待感がある。乱入時のセリフが痛快すぎて笑いました。
読了日:04月18日 著者:師走 トオル
ファイフステル・サーガ3 再臨の魔王と草原の灰エルフ (ファンタジア文庫)ファイフステル・サーガ3 再臨の魔王と草原の灰エルフ (ファンタジア文庫)感想
来たる災厄に備えて5つの国が結束しなければならない中、個人の戦闘力に秀でた灰エルフというかつて魔王軍側に与した者達が侵入する激動の話だった。毎巻と自国と敵国の内情を丁寧に説明してくれるので大局的に俯瞰してみることができ戦場にいる兵士が背負う戦う理由の厳めしさがじんわりと響く。無益な流血を避けたい者、流血を躊躇わず圧倒的な武力で支配したい者。戦局を読む話が深くて刻一刻と戦線が変わる中で常に集まる情報から現状できる最適な解を出さなければならない将軍の苦労が伝わる…一歩間違えれば大切な人とお別れになる恐怖が
読了日:04月18日 著者:師走 トオル
ファイフステル・サーガ4 再臨の魔王と女神の巫女 (ファンタジア文庫)ファイフステル・サーガ4 再臨の魔王と女神の巫女 (ファンタジア文庫)感想
戦場が生きがいの切り込み隊長が言う大人の役目についてはどの時代に生きとし生けるものに通じるもので、わずか11歳で大司教になりたい少女ヘンリエッテに歯に衣着せぬ直球の教えのシーンはとてもかっこよくて心が躍った。戦場に生きる最強の傭兵で、相手の立場を考慮したオブラートに包まない1人の大人としての言葉だからこそ、重職の使命感に駆られた彼女の内面に纏う鎧を穿ち、本心に真に響いたんだろうと思って胸を打つ。立場をこえて今求められる救いの言葉を投げかけてくれた切り込み隊長とヘンリエッテがどう歩んでいくのか続きが読みたい
読了日:04月18日 著者:師走 トオル
ラストオーダー1 ひとりぼっちの百年戦争 (講談社ラノベ文庫)ラストオーダー1 ひとりぼっちの百年戦争 (講談社ラノベ文庫)感想
近代都市に住んでいた人類が機械によって滅ぼされようとも、1人残った機会兵士リアはライトオーダーを遵守して戦い続ける…命令を受けたのは人ではなく、機械であるが故に守り続けるリアが歯がゆい。生存する人達が置かれた環境とリアがいる独りぼっちの世界を緻密に描き、過酷な状況が想像しやすくてひきこまれた。好奇心旺盛なノーリィが抱く数々の疑問と憧憬に同情しかなくただ縮こまっていては現状維持で終わるつまらなさが伝わる。リアとノーリィ2人の視点で描き、2人の出会いによって運命が交錯する高揚感。緊張感ある戦闘描写は秀逸だった
読了日:04月19日 著者:浜松 春日
豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい9 (ファンタジア文庫)豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい9 (ファンタジア文庫)感想
スロウ、スロウが眩しいんだ。真っ黒豚公爵から容姿の変化にとどまらずシャーロットに告げた2人の関係を再確認する真摯でまっすぐな言葉に読者は真っ白豚公爵をみた。破天荒な行動力と心優しいアリシアを見れて、アリシア派としてはうれしい巻。敵もまた憎めない魅力あるキャラクターで敵味方のかけあいと魂の共鳴に血が滾り、戦闘シーンにわくわくしながらページをめくっていた。含みのある会話で印象に残しつつ1冊の中できれいに答え合わせできた清涼感がいい。
読了日:04月19日 著者:合田拍子

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