さよなら異世界、またきて明日 旅する絵筆とバックパック30
さよなら異世界、またきて明日 旅する絵筆とバックパック30 (ファンタジア文庫)Amazon

風見鶏(著/文), にもし(イラスト)
〇あらすじ〇
滅びかけた異世界に迷い込んだケースケは、ハーフエルフの少女・ニトと出会う。彼女の母親が遺した手帳に描かれた“黄金の海原”を探し、二人は辛うじて生き残った人々たちとの出会いと別れを重ねてゆくのだが――。

前作の放課後は、異世界喫茶でコーヒーをのようなじんわり心温まるお話が大好きで、新シリーズでもそんな魅力がぎゅっとつまっていて今後の2人の旅路が楽しみでならない。主人公の口調がイセコーのユウに似ていて親近感あった。徹頭徹尾消えることがない熾火のような優しい雰囲気があり、ひきこまれていた。確かに滅びの一途を辿っている世界。心から幸せを感じられるなら置かれている環境なんて二の次だ。1人では不安という重荷に耐えられないかもしれない。だけど言葉を交わすことができる人が隣にいることがどれほど救いであるか伝わる。

表紙と書誌は【版元ドットコム】様より

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