七つの魔剣が支配するV
七つの魔剣が支配するV (電撃文庫)Amazon

宇野 朴人(著/文)ミユキ ルリア(イラスト)
〇あらすじ〇
勉強と鍛錬を重ねて己を高めつつ、時には後輩たちを相手に頼れる先達としての一面も見せ始めるナナオたち。魔法生物学でグリフォンと格闘するカティに、魔道工学にのめり込むピート。ガイは迷宮で『生還者(サバイバー)』から教えを受けていた。
 一方で、次の仇討ちの標的をエンリコに定めたオリバーは同志たちと共に戦いの段取りを詰めていく。しかし、迷宮に消えたピートとエンリコを追いかけ、エンリコの研究所にたどり着いたオリバーとナナオは、そこでエンリコの魔道工学の脅威と、『魔法使い』と『異端(グノーシス)』の対立の一端を垣間見ることになり──。
 宿敵の一人に必殺を期すオリバーたち。彼らが戦場に選んだ場所とは――。

結果がどちらに転ぼうとも悲しみしか残らない、だけど本巻に登場する味方が、敵でさえも根底には揺るぎない正義があってぶつかりあう重厚感ある物語でした。1巻の冒頭シーンを振り返りながら読んでた。今後、過去編も絡めて展開されていくと思うと熱い。大切なものをすり減らしながらも最後には何かをつかみとってほしい、また周りの友が今後オリバーの本物の支えになってくれることを願って。自他ともに認める力を求める生き方がただ儚く美しい。

表紙と書誌は【版元ドットコム】様より

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