“文学少女“と死にたがりの道化
“文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】 (ファミ通文庫)Amazon

野村 美月(著/文)竹岡 美穂(イラスト)
〇あらすじ〇
「どうかあたしの恋を叶えてください!」何故か文芸部に持ち込まれた依頼。それは、単なる恋文の代筆のはずだったが…。物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”天野遠子と、平穏と平凡を愛する、今はただの男子高校生、井上心葉。ふたりの前に紡ぎ出されたのは、人間の心が分からない、孤独な“お化け”の嘆きと絶望の物語だった—。野村美月が贈る新味、口溶け軽めでちょっぴりビターな、ミステリアス学園コメディ、開幕。

開始の数ページで文学少女シリーズの世界にいざなわれました。人の生き方について1つのテーマを、共感を覚えながら浸透していく。キャラの心の奥底に抱えるわだかまりと名著の『人間失格』絡ませミステリーに、シリアスに、読み終えた頃には心温まる読後感がある。また、野村先生の物語が好きという熱量が本作に込められていると思った。文学少女シリーズに出会えて、まとめてそろえられてよかった。

表紙と書誌は【版元ドットコム】様より

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