2020年9月の読書記録とラノベ雑記

ラノベ関連の雑感を加えて記録していこうと思う。
毎月の本の記録は、買った本と読んだ本については固定で、後は気分で書き加えていくスタイル~自由に~

ラノベ関連の雑記

積読本登録始めました

ラノベの新刊や既刊を次々と購入し、増えていく本に対して読了スピードが鈍足すぎて需要と供給の調整が狂っているため読書メーターの積読本で未読本を手にとっては検索して「積読本に登録」をタップし続けたところ・・・

積読本265冊だった件

(・・;)
これからは毎月積読本の増減を記録していこうと思うのだった(切り替え

読書メーターで記録している積読本一覧のリンクをサイドバーの各リンク(スマホ表示でしたら記事下に)にのせた。積読本一覧(読書メーターへ)

KADOKAWAライトノベルEXPO2020の開催地

延期されていたライトノベルの祭典の開催が2021年3月に決まったよう(→お知らせ
EXPO2020の最初の告知で開催地となっていた角川武蔵野ミュージアムにはラノベ図書館がある。
今はプレオープンで超建築の展覧会とラノベ図書館を見学できる。
11月6日より「本棚劇場」とともにグランドオープンの予定。
ミュージアムがある、ところざわサクラタウンにアニメホテルができたと読売新聞に載っていた。
アニメをテーマにしたホテル「EJアニメホテルは」10月1日にオープン↓

ラノベ図書館に行った時に撮った位置からしてEJアニメホテルであろう写真
来年あたり都道府県観光ランキングで埼玉が最下層から浮上するかもしれない。
そう思える目を見張る大規模複合施設の爆誕だ。
ラノベ図書館についての記録は↓

筺底のエルピス初公式グッズ

ガガガ文庫から刊行されているライトノベル「筺底のエルピス」の門部巧務ブルゾンが届いた。

鬼狩り組織門部の職員が来ている作業着をイメージしているよう。
公式グッズでは他にTシャツがあります。
超絶の面白さと超絶の辛さが両輪となって読後にしばらく言葉を失う筺底のエルピスをよかったら試し読みしてみてください。加速度的に深く面白くなっていく物語(間間に一呼吸置きながら)
続刊が出ることは決まっているのでうれしい限り。
1巻の感想で人類がもつ武器と鬼(殺戮因果連鎖憑依体)にいてまとめてます↓

買った本

不全世界の創造手
むしめづる姫宮さん3
アクセル・ワールド25-終焉の巨神-
レオ・アッティール伝Ⅰ~Ⅲ
Babel II 魔法大国からの断罪
就業規則に書いてあります!
リビルドワールドIII〈下〉 賞金首討伐の誘い

杉原先生の筆致による硬派のラノベが大好きなので過去作の「レオ・アッティール伝」を買った。
いずれ杉原先生の角川スニーカー文庫から出ている「手のひらのエネミー」を買う、必ず


猫の地球儀 焔の章
猫の地球儀 その2 幽の章

秋山節と言われる多くの読者に絶賛される文体で表現する秋山先生の作品。
名作の「イリヤの空、UFOの夏」と同じ作者


我が魔道書は此処に在り 没落貴族と魔道学院
亡びの国の征服者 2 ~魔王は世界を征服するようです~

亡びの国の征服者、まだ導入部分なのに1巻同様抜群の安定感ある面白さ。広がっていく世界への見方と「亡び」が朧気に見え隠れしている不穏さが惹く魅力となっている。濃い下地が、筆がのるといわれる戦記で起爆剤となって面白さが爆発するのではないだろうか。


シュガーダーク 埋められた闇と少女
ただ、それだけでよかったんです
明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 1~2
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet
薔薇のマリア 21 I love you.〈rouge〉

ラノベ3大奇書の1つ「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」
著者の桜庭先生は2008年に「私の男」で直木賞を受賞
出張先の静岡の古本屋で奇書に巡り合えてうれしい

読んだ本

ネタバレあり

積読本265冊

9月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3135
ナイス数:44

烙印の紋章 9 征野に竜の慟哭吹きすさぶ (電撃文庫 す 3-23)烙印の紋章 9 征野に竜の慟哭吹きすさぶ (電撃文庫 す 3-23)感想
自分は何者であるかの問いかけへの思慮、答えを、巻数を重ねたオルバの今までの歩みにより、じわじわと変化を伴って出してきているところがシリーズもの味わい深さ。 家臣を死なせてしまう恐れからくる自問は、かつての自身の復讐に生きていたオルバなら出なかったもの。そこでオルバの正体を知っていて面倒をみてずっとついてきた、精神的にも最大の力添えであったシークが気づかせ、オルバを支えてきたシークの存在感の高さを示す巻だったともいえる。ずるい、ずるいよこの展開は。オルバがさらに孤高の存在となっていく。
読了日:09月13日 著者:杉原 智則
烙印の紋章 10 竜の雌伏を風は嘆いて (電撃文庫 す)烙印の紋章 10 竜の雌伏を風は嘆いて (電撃文庫 す)感想
内面で渦巻く情動の描写は読者に訴えるメッセージ性があって毎度の心の動きの描写は味わい深い。憎悪の感情を膨れ上がらせこの手にかけてやりたい感情とワンシーンが脳裏をよぎり手にかけたくない相反する感情とのせめぎあいに苦悶するシーンは熱狂だった。募らせていくオルバの不安と焦燥を嗅ぎ取って危険な行動に移すのがやっぱりあのビリーナ姫だ。剣闘士オルバではまだ共感しがたいかもしれない皇族としての勤めを果たさんとするビリーナの勇猛さに凛々しいお姿を見る。王女の行動に対して疑問が残り、胸中で熱が暴れまわっているところが肝だ
読了日:09月14日 著者:杉原 智則
Babel II 魔法大国からの断罪 (電撃の新文芸)Babel II 魔法大国からの断罪 (電撃の新文芸)感想
ターキスから剣を受け取って負の存在を前に「私はここに、いる!」叫びで何か吹っ切れて感じで、2巻の雫はだいぶ胆力をもちあわせていることに目がいく。なら今の雫なら、動いているものが動かくなると楽しいと言う、人殺しが楽しいカイトに言葉で通じ合えますか?と問いたい。綺麗事の説教に彼が得心をもつところまで押し通すことができますか、と。この世界の言語の在り方には驚かされた感想と、固定的な印象だった。〇〇言語の在り方は、伝えたいことを伝える手段である『言葉』の理想的な最上の形なのかもしれない。
読了日:09月21日 著者:古宮 九時
烙印の紋章 11 あかつきの空を竜は翔ける 上 (電撃文庫 す 3-25)烙印の紋章 11 あかつきの空を竜は翔ける 上 (電撃文庫 す 3-25)感想
1巻でオルバは復讐を果たすため『おれの命は、おれからあらゆるものを奪った、あらゆるもののためにある』だったが、11巻で命を含めたオルバのすべてを本人が以下のように心中で発したことに、11巻までの血みどろの道で見つけた答えがあるようで、深い印象をもたらした。(おれのすべては、おれが生き抜くすべてのためにある)何者か?と、ビリーナがオルバが本物の皇子ではないと肝心な時に思い出させてくれるからこそ、ここにいる己の存在理由がある。本物の皇子であったならどんなによかったかと、こぼすオルバの言葉が痛切に響く。
読了日:09月22日 著者:杉原 智則
烙印の紋章XII あかつきの空を竜は翔ける(下) (電撃文庫)烙印の紋章XII あかつきの空を竜は翔ける(下) (電撃文庫)
読了日:09月23日 著者:杉原智則
我が魔道書は此処に在り 没落貴族と魔道学院 (ファンタジア文庫)我が魔道書は此処に在り 没落貴族と魔道学院 (ファンタジア文庫)感想
ロレーヌ家が与えられた大命十書の命題『生命の本質の解明』ということで、人体の構造と魔道を絡めた戦い方は新鮮な感じだった。なんてたって関節技。それを中盤あたりで、ルネのキャラの印象が朧気ながらも残ってきたところで彼女がやってのけたので、ロレーヌ家をテレジアに吸収されることなく守り抜いて名誉を回復させる強固な意志を垣間見た感じだった。今後の成り上がりで、流血沙汰は避けては通れないだろうと思う。心根が優しいルネが、日の目を見ながら成り上がっていくのか、どこまで惨い復讐に手を染めるのか追っていきたいと思う。
読了日:09月25日 著者:大黒 尚人
処刑少女の生きる道(バージンロード)2 ―ホワイト・アウト― (GA文庫)処刑少女の生きる道(バージンロード)2 ―ホワイト・アウト― (GA文庫)感想
本巻で『第四』の勢力を追っていく中でアカリの指針が明らかになり、物語も追っていくごとに事件と真実がことごとく既知のそれらを上回るスケールで明るみになったりと飽きさせることなく読めた。四大災害とあって、なんて悍ましい様相を見せてくれるんだろう。他の四大災害の話に期待を募らせる。メノウの魔道への優れた技巧と手練手管の手腕は前衛、後衛どちらも頼もしく、戦闘狂の王女殿下をアシストする立ち位置でも見ていて楽しい働きぶりを見せてくれるのではないかと思って今後も王女とのタッグを見たい。対してモモに憐憫の目を向けてしまう
読了日:09月26日 著者:佐藤真登
亡びの国の征服者 2 ~魔王は世界を征服するようです~ (オーバーラップノベルス)亡びの国の征服者 2 ~魔王は世界を征服するようです~ (オーバーラップノベルス)感想
タイトルの通りの『亡び』が滲みでる巻となった。終始、安定感が抜群なんですよね。1巻、2巻とユーリの動向から、きめ細やかに設定された舞台を明かしていく。情報では3巻でも本格派戦記を謳う本作の戦記の描写はないっぽいとのことですが下地を積み重ねてからの爆発力を自然と期待してしまうほど1巻、2巻と安定した面白さがある。てかキャラの動かし方と描写が巧みな印象を受ける。終盤の展開は王女殿下キャロルにとって1巻の最後と同じように、後々思い返す大切な思い出となるんだろう。
読了日:09月27日 著者:不手折家
蒼空はるかな最果て図書館 光の勇者と愛した歌姫 (電撃文庫)蒼空はるかな最果て図書館 光の勇者と愛した歌姫 (電撃文庫)感想
『子供に読み聞かせする様々な優しい生き物達が登場するおとぎ話を、全年齢の心に温かな採光を差すような小説に昇華させた感じ』だった。 読みながら批評項目が挙がっていくようなジャミングがなく、無垢な心で物語を楽しめていた子供の頃。 あるいは多感な子ども時代だからこそ、あれこれ感激だったり不満だったり感情の起伏があった子どもの頃。 童心に返る読み手の心を温める物語だった。すてきな温かな物語を女性作家が執筆することでより優しさ溢れる筆致になると思うのだった。戦いが生じる場面でも言葉選びがすてきだと感じた。
読了日:09月28日 著者:冬月いろり
14歳とイラストレーター3 (MF文庫J)14歳とイラストレーター3 (MF文庫J)感想
乃ノ香が聖母様。イラストレーターの6段階のランク、ラノベ表紙イラストを描く上でのポイント、やるべき書店ごっこ等イラストレーター業界話は毎巻、1巻ごとに学んだ内容をリスト化してまとめるべきだと思いつつ、物語を通して業界の見識を深めていく話と抜きんでたキャラクターの魅力が光ってた話だった。つまり乃ノ香が聖母であると。自分のお願いでありながら悩んでいる悠斗を勝負の舞台に引っ張り上げる一筋の光明であり、誰かのためにのびのびと描くイラストってこんなにも見る者を魅了するのだと共感した。
読了日:09月30日 著者:むらさき ゆきや

読書メーター

「烙印の紋章」完結巻の感想書けよって話。終わったのを信じたくない。再読してから感想書く。

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