オーバーラップ文庫・ノベルス 戦闘★★★★☆ハイ・ファンタジー魔法 星詠みの魔法使い1 魔導書作家になれますか? 感想 2021年1月26日 星に手を伸ばした物語が大好きな少女が魔導書作家を目指す話。物語の魅力を内包し、読み手に響いた魔導書がもたらす現象は神秘的で素敵なものであると思った。...
電撃文庫・新文芸 哲学★★★★☆戦記ヒーロー 烙印の紋章 Ⅵ いにしえの宮に竜はめざめる 感想 2020年8月30日 ギル・メフィウスという心に響く名から気づかされ、向き合い、這い上がり、エスメナに皇太子ギル・メフィウスはここにいると叫び心肝によびかける流れは本巻で一番印象に残っているところ。亡者兄ロアンの頭を踏みしめ、姉アリスの背中を蹴って駆けたという描写があるところがいい。...
電撃文庫・新文芸 哲学★★★★☆戦記ヒーロー 烙印の紋章 Ⅳ 竜よ、復讐の爪牙を振るえ 感想 2020年8月28日 Amazon BOOK☆WALKER 杉原 智則(著) ●3(イラスト)〇あらすじ〇兄の悲劇を知ったオルバは、その元凶である自軍の将軍・オーバリーへの復讐の念を新たにする。オルバが泣くのを目撃してしまったビリーナは接し方を思いあぐね、また帝都からは"皇太子ギル・メフィウス"の正体について疑念を持つイネーリが来訪する。ついに復讐へと動きはじめるオルバ。一方、ビリーナの故国・ガーベラへ隣国エンデの公子・エリック率いる軍勢が進発。開戦まで一刻を争う事態となっていた。オルバは"皇太...
電撃文庫・新文芸 哲学お気に入り戦記★★★★★ 烙印の紋章 Ⅱ 陰謀の都を竜は駆ける 感想 2020年8月25日 剣闘士オルバであり、すり替わった皇子ギル・メフィウスでもある2つの顔をあわせもつ男。 命さえ自由ない奴隷の剣闘士の立場と、己の采配1つで組織を動かせる最上位の立場に立っている彼が抱える苦心はいかほどか。杉原先生の最新作叛逆せよ~もそうだけど周りからの棘、心配する声、慮る声をあびて自問するシーンは深く印象に残る。...
電撃文庫・新文芸 哲学★★★★☆戦記ヒーロー 烙印の紋章 たそがれの星に竜は吠える 感想 2020年8月23日 杉原先生が書く質実剛健な本格的な戦記はとても面白い。地の文が多めで、それでいてくどくなく、濃さがありとにんく読ませる文章で描かれる戦記。3人称視点で描く思惑も魅力的でふと笑ったりする場面が間にある、のむりこむ戦記物。ここまでくると派手な展開がなくても面白いですよねぇ。...
電撃文庫・新文芸 哲学★★★★☆戦記ヒーロー 数字で救う! 弱小国家 3 幸せになれる確率を求めよ。ただしあなたの過去は変わらないものとする。感想 2020年8月18日 ナオキの数学講座もすごいけどテレンティア嬢の助言も毎度のこと感心させられる。本巻はナオキに焦点をあてた話ということで彼の仲で踏ん切りがついて前進する話だった。成り上がり宰相が陰の立役者ではなくヒーロー的立ち位置で躍動する"主人公の物語"で面白かった。...
電撃文庫・新文芸 哲学ハイ・ファンタジーお気に入り戦記 叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士3ギュネイを救い上げた聖女エリシス 2020年7月14日 エリシスとギュネイの1つの感動のエピソードを小分けにして本編の間間に差し込んで物語後半の敵の手に堕ちようとしているギュネイを救いあげる感涙のシーンに結実させた流れに感動感激。過去編を入れながらギュネイの悩みを掘り下げつつ本編の後半のシーンで意味をもたせる構想がとても好き。...
電撃文庫・新文芸 ハイ・ファンタジーお気に入り戦記★★★★★ 叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士2感極まるシーンに重ねる魅力 2020年7月9日 見事すぎる・・・度肝抜かれました。感極まるところのシーンと1巻からちらちらほのめかしていた気になる箇所を最後の方で大いに伏線回収していくところが相まって感動感激だった。確かに後々振り返ってみると、きれいにピースがはまっていく読後感がいいし、なんとも清々しいほどに気持ちよくしてやられたという余韻がいい。...
電撃文庫・新文芸 ★★★★☆ハイ・ファンタジー戦記魔法 叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士主人公の悩みと憤りに見入る 2020年7月8日 自軍(ザッハ)がランドールの村を襲って強奪と殺戮をしている様相をみてギュネイは思い悩んでしまう。ランドールと戦っていたかつての自分では思いもしなかった痛々しい出来事に苦悶の表情が出てしまうことろのギュネイの語りは苦しくもあり没頭して同情して読んでいた。...