一迅社ノベルス 学園もの★★★★☆sime哲学 龍鎖のオリ-心の中の“こころ”- 感想 2021年1月28日 心身ともに辛い少年が現実から逃げるように剣術の修行に、体を死の一歩手前レベルまで酷使し続け、やがて自分の能力と心に向き合い歩を進める物語。...
オーバーラップ文庫・ノベルス ★★★★☆ハイ・ファンタジー創作ヒーロー 星詠みの魔法使い1 魔導書作家になれますか? 感想 2021年1月26日 星に手を伸ばした物語が大好きな少女が魔導書作家を目指す話。物語の魅力を内包し、読み手に響いた魔導書がもたらす現象は神秘的で素敵なものであると思った。...
電撃文庫・新文芸 ★★★★☆ハイ・ファンタジーロボット陸道烈夏 こわれたせかいの むこうがわ2 ~少女たちのサバイバル起業術~ 感想 2020年12月30日 1巻の時と同じように大切にしてきたラジオから物語が始まり、その中核を担うのがやはりラジオであることがすばらしい。忘れ物を取り戻した。...
電撃文庫・新文芸 陸道烈夏★★★★☆ハイ・ファンタジーロボット こわれたせかいの むこうがわ ~少女たちのディストピア生存術~ 感想 2020年12月19日 引用部分は、頬を伝う涙を舐めた時の描写。涙が伝った。の表現にとどまらず、人間からあふれでたものを舐めとって塩の味がしたことを確認して得心に至る描写があるのとないので印象がかわってくると思った。...
電撃文庫・新文芸 ナフセハイ・ファンタジー戦闘吟 リビルドワールドIII〈下〉 賞金首討伐の誘い 感想 2020年12月16日 上記のようにひりつく感情や、疾走感ある展開による胸の高鳴りが大いにあり、激しく読者を揺さぶってきて最高だった。主に「動」のところを書いたけど、「静」のところでは交渉中の互いの思惑が毎度健在で読み入る。...
GA文庫・ノベル ハイ・ファンタジー★★☆☆☆アマサカナタKeG 竜歌の巫女と二度目の誓い 感想 2020年12月13日 「再会」というのは物語でいえばある程度話が進んだ後、大なり小なり事を終えて別れた相手と再び相まみえる重要なシーンで、自然と込み上げる感情があると思う。本作では再会が物語の幕明けとなっていた。...
電撃文庫・新文芸 温かな日常お気に入り★★★★☆ハイ・ファンタジー 蒼空はるかな最果て図書館 光の勇者と愛した歌姫 感想 2020年10月2日 読みながら批評項目が挙がっていくようなジャミングがなく、無垢な心で物語を楽しめていた子供の頃。あるいは多感な子ども時代だからこそ、あれこれ感激だったり不満だったり感情の起伏があった子どもの頃。童心に返る読み手の心を温める物語だった。...
富士見ファンタジア文庫 巻き込まれものハイ・ファンタジー魔法白井鋭利 我が魔道書は此処に在り 没落貴族と魔道学院 感想 2020年9月25日 幼さを残していると思いきや、芯があってどこ剛毅な雰囲気があるルネと主人への義が厚いアルトとのロレーヌ家復興の物語が幕を開ける。幼い頃、名家を失墜させる惨い仕打ちを受け、機微が敏感な幼いこどもだからこそ負った傷の痛みは壮絶なものなだろうなと思う。...
富士見ファンタジア文庫 ★★★★☆マシマサキハイ・ファンタジーダークヒーロー 孤高の暗殺者は、王女を拾い育てる 2020年8月2日 奴隷制度を是とある世界で、奴隷商に連れられた妹を探すため暗殺者となって奴隷商を襲っては妹の手がかりを探し続けるラグラスと、国を滅ぼされて心を閉ざし、生き別れたラグラスの妹に似た亡国の姫君トルテが出会って物語が始まる。この設定だけで興味そそられる。そして、続くシリーズ(続いてください) 追い、追われの緊張感が物語に熱中させる。間にあるラグラスとトルテの日常が微笑ましい。その分、残酷な描写があって感情の上げ下げが魅力的な物語となっていると思う。...
電撃文庫・新文芸 戦闘ミユキルリア★★★★☆ハイ・ファンタジー 七つの魔剣が支配するVIそばにいてくれる友人がいる 2020年7月16日 今度は、彼女がキャッチしにいったんだね。。。 あの頃のようにキャッチされにいったのか。。。 アシェベリーという最速の箒乗りの生き様に畏敬の念を抱き、最後は読者の想像に委ねられる感動シーン 自らの魔道に全力で突き進む姿は多くのキンバリーの生徒の心にひをつけたのだと思う。...