一迅社ノベルス 戦闘哲学★★★★☆ハイ・ファンタジー 龍鎖のオリ-心の中の“こころ”- 感想 2021年1月28日 心身ともに辛い少年が現実から逃げるように剣術の修行に、体を死の一歩手前レベルまで酷使し続け、やがて自分の能力と心に向き合い歩を進める物語。...
ガガガ文庫 ★★★★☆戦記怪物時代物 双血の墓碑銘3 感想 2021年1月25日 1~3巻で吸血鬼に劣る人間である沖田総司が最後まで人間のまま、苦境に立たされながらも気迫と剣術と慧眼でもって立ち向かうバトルシーンが凄まじい。戦いの描写の魅力は沖田総司に尽きる。...
電撃文庫・新文芸 戦闘お気に入り★★★★★SF オリンポスの郵便ポスト 感想 2020年8月14日 近未来のSF要素、ロボットと人間が旅路に過去を含めて互いを知っていく物語、納得できる因果による迎えた現在の環境の話と濃密で、涙腺が刺激される話だった。ああ、これは物語だ、これが読書体験だ、これが物語で勝負している魅力的な小説であると久々に思えた。...
ガガガ文庫 戦闘哲学お気に入り★★★★★ 筺底のエルピス 6 -四百億の昼と夜-それでも人類は抗う、運命に 2020年7月29日 話は地球規模をこえて宇宙にまでスケールをのばしていて ほへ~って感じで数々の伏線を丁寧に回収していくのめりこむ物語だった。点と線がつながるどころか、点と線から積層構造をつくるような盛り上がりがあり、全9巻構成(書ききってほしい)の終わりに向けてブーストがかかっている感じ。...
ガガガ文庫 戦闘哲学お気に入り★★★★★ 筺底のエルピス 5 -迷い子たちの一歩-変わらずもっている大切なもの 2020年7月27日 人類と鬼の戦いの物語でずっとアクセル全開の筺底のエルピスはすごいなと思いつつ、4巻、5巻、6巻と500ページ近い厚みのある物語はとどまることをしらない魅力が詰まっているように思いました。刊行ペースが空いていても記憶に焼き付く面白さだし、作品につぎ込むオキシタケヒコ先生の熱量が凄まじいと思う。...
ガガガ文庫 戦闘哲学お気に入り★★★★★ 筺底のエルピス 4 -廃棄未来-超絶の面白さと超絶の辛さが両輪となって読後にしばらく言葉を失う 2020年7月25日 絶望ってのは周りに人がいない孤立した存在となって、自分の抱える思いが世界の全てとなってしまうような立ち位置で外的なきっかけが何もない状態だと思う。 1人の幸せは予想できるけど、人からもたらされる幸せは予想できないように、人がいることで 予想できない立ち直れるきっかけがもたらされるかもしれないから。...
ガガガ文庫 戦闘★★★★☆SF怪物 筺底のエルピス 3 -狩人のサーカス-惨い仕打ちだとしても 2020年7月23日 数年前に死んでいたところを、Iによって生かされ、命令遵守の犬として洗脳されてしまったけど、最後には自分を取り戻して本来は見ることができなかった弟子と愛娘を見られたんだから、少しは良かったのではないかと思う。たとえ最後は残忍な仕打ちで絶望に染まっても、2人の姿を見ることができたという一点の光があるように思えた。...