電撃文庫・新文芸 戦記ラブコメ哲学★★★★☆ 数字で救う! 弱小国家 4 平和でいられる確率を求めよ。ただし大戦争は必須であるものとする。感想 2020年8月19日 ナオキに代わってナオキから教わった数学講座をトゥーナが開く。護衛を勤める傭兵隊長の息子オードッグがトゥーナの解説に頭を傾げたり、力説に圧倒されて「お、おう」となったり、少し共感できたりと様々反応見せてくれて、これが素の反応として読者に近いよなぁと共感できるところが多かった。...
電撃文庫・新文芸 戦記哲学★★★★☆長田信織 数字で救う! 弱小国家 3 幸せになれる確率を求めよ。ただしあなたの過去は変わらないものとする。感想 2020年8月18日 ナオキの数学講座もすごいけどテレンティア嬢の助言も毎度のこと感心させられる。本巻はナオキに焦点をあてた話ということで彼の仲で踏ん切りがついて前進する話だった。成り上がり宰相が陰の立役者ではなくヒーロー的立ち位置で躍動する"主人公の物語"で面白かった。...
電撃文庫・新文芸 戦記哲学★★★★☆長田信織 数字で救う! 弱小国家 2 電卓で友だちを作る方法を求めよ。ただし最強の騎兵隊が迫っているものとする。感想 2020年8月8日 今巻は正論を通しても臣下の心と理解がおいつくわけではない難しさとその解決への兆しが魅力的で面白かった。戦記モノとしても十分に練られた面白い話だった。 数学講座も、数値で見ては価値が下がる哲学的な話が興味深かった。...
電撃文庫・新文芸 戦記哲学★★★★☆長田信織 数字で救う! 弱小国家 電卓で戦争する方法を求めよ。ただし敵は剣と火薬で武装しているものとする。 2020年8月4日 数学×戦記ということで期待以上の面白さだった。数学を駆使して事が上手く運ぶ場合と、時をこえる数学といえども『心』をもつ人たちの物語である以上どうしても数学の解のようにスッキリと解決できない難しい面が掘り下げて語られて魅力的だった。 理屈と感情の間でゆれる物語は今後次第で化けるのではないかなって。...
ガガガ文庫 哲学お気に入りtoi8オキシタケヒコ 筺底のエルピス 6 -四百億の昼と夜-それでも人類は抗う、運命に 2020年7月29日 話は地球規模をこえて宇宙にまでスケールをのばしていて ほへ~って感じで数々の伏線を丁寧に回収していくのめりこむ物語だった。点と線がつながるどころか、点と線から積層構造をつくるような盛り上がりがあり、全9巻構成(書ききってほしい)の終わりに向けてブーストがかかっている感じ。...
ガガガ文庫 哲学お気に入りtoi8オキシタケヒコ 筺底のエルピス 5 -迷い子たちの一歩-変わらずもっている大切なもの 2020年7月27日 人類と鬼の戦いの物語でずっとアクセル全開の筺底のエルピスはすごいなと思いつつ、4巻、5巻、6巻と500ページ近い厚みのある物語はとどまることをしらない魅力が詰まっているように思いました。刊行ペースが空いていても記憶に焼き付く面白さだし、作品につぎ込むオキシタケヒコ先生の熱量が凄まじいと思う。...
ガガガ文庫 哲学お気に入りtoi8オキシタケヒコ 筺底のエルピス 4 -廃棄未来-超絶の面白さと超絶の辛さが両輪となって読後にしばらく言葉を失う 2020年7月25日 絶望ってのは周りに人がいない孤立した存在となって、自分の抱える思いが世界の全てとなってしまうような立ち位置で外的なきっかけが何もない状態だと思う。 1人の幸せは予想できるけど、人からもたらされる幸せは予想できないように、人がいることで 予想できない立ち直れるきっかけがもたらされるかもしれないから。...
ガガガ文庫 哲学toi8オキシタケヒコ★★★★☆ 筺底のエルピス 2 -夏の終わり-正しいのは門部か敵か 2020年7月15日 大切な友人たちとの、もう数回できないかもしれない思い出作りと、迫りくる恐怖とこみあがる怒り、明るみになる数々の事実などを読んでいて、心の中で感嘆の声をあげつつも衝撃だった時は「えー!」「おお!」ともらしてしまうような読み手の感情の揺れ幅が大ききなったり小さくなったりする揺さぶられる本巻だった。希望には絶望を。...
電撃文庫・新文芸 戦記哲学お気に入り杉原智則 叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士3ギュネイを救い上げた聖女エリシス 2020年7月14日 エリシスとギュネイの1つの感動のエピソードを小分けにして本編の間間に差し込んで物語後半の敵の手に堕ちようとしているギュネイを救いあげる感涙のシーンに結実させた流れに感動感激。過去編を入れながらギュネイの悩みを掘り下げつつ本編の後半のシーンで意味をもたせる構想がとても好き。...
MF文庫J 哲学木緒なちえれっと★★★★☆ ぼくたちのリメイク Ver.β 2運命についてぼくリメβとリゼロの言葉から思うこと 2020年7月5日 良いことも悪いことも運命ってという一言で片づけてはいけない、どんな意志で選択して、結果に対して自分がどう思ったのか振り返る大切さを悟られたような気がする。シメジを買ったのも、そう買うことを選択してた伊知川さんがいるわけだよ! 印象的な一言だった。...