ガガガ文庫 戦記怪物時代物★★★★☆ 双血の墓碑銘3 感想 2021年1月25日 1~3巻で吸血鬼に劣る人間である沖田総司が最後まで人間のまま、苦境に立たされながらも気迫と剣術と慧眼でもって立ち向かうバトルシーンが凄まじい。戦いの描写の魅力は沖田総司に尽きる。...
ガガガ文庫 怪物時代物★★★★☆さらちよみ 双血の墓碑銘2 感想 2021年1月23日 変わらず沖田総司の剣戟が見物で面白く、悲嘆に暮れる物語であり、己の標を見立てて立ち向かう侍の物語でもあった。...
ガガガ文庫 雫綺一生★★★★★戦記お気に入り プロペラオペラ3 感想 2021年1月18日 智将同士の戦いに起動した命を賭した光明が大切な人の涙を照らすような沁み入る戦争だった。容赦なき戦争で好み。これぞ戦争。...
ガガガ文庫 戦記お気に入り★★★★★近未来 ハル遠カラジ2 感想 2020年11月23日 ハル遠カラジ2巻の感想。涙が滲んだ。いつ以来だろう。こんなにも涙がこみ上げる読書体験は最高なんだということを実感させてくれる。人とロボットが命に、己が心に向き合う物語。沁み込んだ先に見出した返したい、向き合いたいという答えの帰着がただ感傷に浸ってしまうし美しい。...
ガガガ文庫 ★★★★☆近未来戦記遍柳一 ハル遠カラジ 感想 2020年11月21日 ハル遠カラジ1巻の感想。AIを搭載した暴走する機械が蔓延り、人類の多くが突如消失した世界で、かつて戦線に身を置いて人を殺すための武器を造っていたテスタが後に「ハル」と名付けることになる幼い少女と出会い『母』となっていく物語。...
オーバーラップ文庫・ノベルス 戦記異世界転生★★★★☆toi8 亡びの国の征服者 2 ~魔王は世界を征服するようです~ 感想 2020年9月29日 終始、安定感が抜群なんですよね。1巻、2巻とユーリの動向からきめ細やかに設定された舞台を明かしていく。情報では3巻でも本格派戦記を謳う本作の戦記の描写はないっぽいとのことですが下地を積み重ねてからの爆発力を自然と期待してしまうほど1巻、2巻と安定した面白さがある。...
電撃文庫・新文芸 ●3★★★★★杉原智則お気に入り 烙印の紋章 Ⅺ あかつきの空を竜は翔ける 上 感想 2020年9月20日 1巻でオルバは復讐を果たすため『おれの命は、おれからあらゆるものを奪った、あらゆるもののためにある』だったが、11巻で命を含めたオルバのすべてを本人が以下のように心中で発したことに、11巻までの血みどろの道で見つけた答えがあるようで、深い印象をもたらした。...
電撃文庫・新文芸 戦記★★★★☆●3杉原智則 烙印の紋章 Ⅹ 竜の雌伏を風は嘆いて 感想 2020年9月12日 内面で渦巻く情動の描写は読者に訴えるメッセージ性があって毎度の心の動きの描写は味わい深い。 憎悪の感情を膨れ上がらせこの手にかけてやりたい感情とワンシーンが脳裏をよぎり手にかけたくない相反する感情とのせめぎあいに苦悶するシーンは熱狂だった。...
電撃文庫・新文芸 戦記哲学杉原智則★★★★☆ 烙印の紋章IX 征野に竜の慟哭吹きすさぶ 感想 2020年9月5日 皇子自らが先陣を切り一点突破を図る描写は熾烈だった。内乱なんてのは国力の弱体化であり他国が侵入する起因となってしまうけどもう、ひきかえせない。全うなオルバたちの叛逆が始まった『烙印の紋章』最終章の第三部幕明けである。...
電撃文庫・新文芸 お気に入り杉原智則★★★★★●3 烙印の紋章 Ⅷ 竜は獅子を喰らいて転生す 感想 2020年8月31日 鉄仮面越しに皇子ギル・メフィウスを見たのか。ビリーナ姫の「やっぱり・・・あなたは、嘘つきだ」の一言。そこからの一度葬った名を、死んだとされた皇子を再び顕現させるこの、胸の高鳴り。込み上げる熱が焦熱と化す。ビリーナは、驚喜と憤激の間で揺れ動くのだろうか。...