MF文庫J 木緒なちえれっと業界創作 ぼくたちのリメイク8 橋場恭也 感想 2020年12月6日 彼の本当の戦場はぼくたちのリメイクβだ。大学で学んだこと、競い合って一緒に物づくりをした得難い経験を糧にして自分のやりたいことを掴もうとする物語が始まる。8巻は、自身に問いかけ、動き出す彼の物語だった。...
ガガガ文庫 哲学お気に入りtoi8オキシタケヒコ 筺底のエルピス 6 -四百億の昼と夜-それでも人類は抗う、運命に 2020年7月29日 話は地球規模をこえて宇宙にまでスケールをのばしていて ほへ~って感じで数々の伏線を丁寧に回収していくのめりこむ物語だった。点と線がつながるどころか、点と線から積層構造をつくるような盛り上がりがあり、全9巻構成(書ききってほしい)の終わりに向けてブーストがかかっている感じ。...
ガガガ文庫 哲学お気に入りtoi8オキシタケヒコ 筺底のエルピス 5 -迷い子たちの一歩-変わらずもっている大切なもの 2020年7月27日 人類と鬼の戦いの物語でずっとアクセル全開の筺底のエルピスはすごいなと思いつつ、4巻、5巻、6巻と500ページ近い厚みのある物語はとどまることをしらない魅力が詰まっているように思いました。刊行ペースが空いていても記憶に焼き付く面白さだし、作品につぎ込むオキシタケヒコ先生の熱量が凄まじいと思う。...
ガガガ文庫 哲学お気に入りtoi8オキシタケヒコ 筺底のエルピス 4 -廃棄未来-超絶の面白さと超絶の辛さが両輪となって読後にしばらく言葉を失う 2020年7月25日 絶望ってのは周りに人がいない孤立した存在となって、自分の抱える思いが世界の全てとなってしまうような立ち位置で外的なきっかけが何もない状態だと思う。 1人の幸せは予想できるけど、人からもたらされる幸せは予想できないように、人がいることで 予想できない立ち直れるきっかけがもたらされるかもしれないから。...
ガガガ文庫 toi8オキシタケヒコ★★★★☆ロー・ファンタジー 筺底のエルピス 3 -狩人のサーカス-惨い仕打ちだとしても 2020年7月23日 数年前に死んでいたところを、Iによって生かされ、命令遵守の犬として洗脳されてしまったけど、最後には自分を取り戻して本来は見ることができなかった弟子と愛娘を見られたんだから、少しは良かったのではないかと思う。たとえ最後は残忍な仕打ちで絶望に染まっても、2人の姿を見ることができたという一点の光があるように思えた。...
ガガガ文庫 哲学toi8オキシタケヒコ★★★★☆ 筺底のエルピス 2 -夏の終わり-正しいのは門部か敵か 2020年7月15日 大切な友人たちとの、もう数回できないかもしれない思い出作りと、迫りくる恐怖とこみあがる怒り、明るみになる数々の事実などを読んでいて、心の中で感嘆の声をあげつつも衝撃だった時は「えー!」「おお!」ともらしてしまうような読み手の感情の揺れ幅が大ききなったり小さくなったりする揺さぶられる本巻だった。希望には絶望を。...
ガガガ文庫 toi8オキシタケヒコ★★★★☆ロー・ファンタジー 筺底のエルピス -絶滅前線-面白い!は伝播する 2020年7月12日 絶望に抗う戦いに赴く各々の人物が抱えている悲痛な思いと戦う理由を知ったとき、もう没頭して読んでた。戦いの先で何を見つけるのか追っていきたい。 封伐員になった時に最初に知る人類の未来を思うと、友人同士のやりとりや、先輩と後輩のやりとりが微笑ましく映るんだ。悲壮感を覚えることが多いと思うから温かなやりとりの1つ1つが尊いと思える。...
電撃文庫・新文芸 哲学川原礫abec★★★★☆ ソードアート・オンライン22 キス・アンド・フライ見えた可能性と仮想世界で得られる本物について 2020年5月9日 2.ザ・デイ・アフター もしかしたらユナも思いも残ってる・・・?と思わずにはいられない話でした。ソードアートオンライン・ホープフルチャントの内容にも触れながら感想書き...
MF文庫J 哲学お気に入り木緒なちえれっと ぼくたちのリメイク4 「いってらっしゃい」 2020年5月3日 ぼくたちのリメイク 4 「いってらっしゃい」【電子特典付き】 (MF文庫J)Amazon 木緒 なち(著/文)えれっと(イラスト)〇あらすじ〇貫之は筆を折り、大学を去った。僕、橋場恭也の誰かのための行動は誰かの進むべき道を捻じ曲げた。そして僕は、今度は十一年の時を飛ぶ。シノアキは絵を描くことを辞めていた。ナナコの夢が叶うことはなかった。再び元の年齢へと強制的に戻された僕には、存在しなかったはずの幸せな人生だけが残された。これが、僕が作り直した人生だった。 熱い。著者の熱量がす...
MF文庫J ラブコメ木緒なちえれっと業界 ぼくたちのリメイク5 ぼくたちに足りないもの 2020年5月3日 ぼくたちのリメイク 5 ぼくたちに足りないもの【電子特典付き】 (MF文庫J)Amazon 木緒 なち(著/文)えれっと(イラスト)〇あらすじ〇何も掴めなかったあの頃があった。何かを掴めそうだった十年前があった。そして何かを失った十一年後があった。全てがあったから、ここに僕がいる。 生きている瞬間瞬間に多くの選択肢があって、選んだ積み重ねの分、後悔も積もるけど無駄な事なんてない。これでもかって悩んで好きなことに打ち込む作り手の気持ちの気高さをみた 表紙と書誌は【版元ドットコム...